留学が決まったけど、現地で使うお金ってどうしたらいいんだろう?
海外送金手数料ってとかなんか高そう・・。
いざ留学が決まったら心配になるのが現地で使うお金の管理ですね。
海外に送金するとしたら手数料ってどれくらい?
クレジットカードやデビットカードだけで大丈夫?
現地で銀行口座は必要?
すでに不安だらけです・・・。
海外送金手数料はいくらかかるのか。
安く済ませたいけど、留学中のお金の管理と持って行き方がわからなすぎる・・・・
実際に私も1年前娘がカナダに留学するときはどれが一番いいかわからず、
最初はエージェントさんに教えてもらった方法を利用していました。
娘の場合は、学生ビザだったので現地に行ってからすぐに銀行口座を作りました。
その時利用したのは「ワイズWiseを使って現地口座に送金する方法」です。
娘がカナダに留学し1年たった今、その方法以外にも海外送金手数料が安くなる送金方法がたくさんあることがわかりました。
留学する年齢や期間によってどの方法がいいのかはかわってきますが、
これから留学する人は海外送金やそれにかかわる手数料など、この記事でぜひ確認してください。
海外送金手数料を安く!留学中のお金の管理と持って行き方
1.留学中のお金の管理と持って行き方
大きく分けてこの3つです。
他にもこんな方法があります。
ただこの2つの方法は基本利用していません。
多額の現金をもちあるくのは危ないですし、カナダの支払いはキャッシュレスがほとんどなので普段は使わないことが多いです。
プリペイド式のキャッシュパスポートなどもエージェントでおすすめされましたが、
他の方法で間に合ってしまっているので利用しませんでした。
実際、おすすめされたキャッシュパスポートより他の方法の方が手数料は安かったです。
ただ、キャッシュパスポートはスペアカードが発行されるなどのメリットもあるので、
高校留学など未成年の場合は選ばれることが多いのかもしれません。
未成年なのか成人なのか短期留学なのか長期留学なのか(VISAによる)
によって海外送金手数料を安くする条件も変わってくる場合があります。
今回は学生ビザがある場合、ワーホリの場合を中心に見ていきます。
2.日本のクレジットカードやデビットカードを使う
海外でも日本のクレジットカードやデビットカードは使えます。
でも手数料はお得じゃない・・
未成年の場合クレジットカードが持てないので、デビットカードを利用します。
年齢によっては家族カードを利用できる場合もあります。
2-1.クレジットカードデビットカードの海外手数料はいくら?
クレジットカードの海外数料を確認してみました。
基本はこんな感じです
利用額(外資)×為替レート(円)×事務手数料=総額
日本国内でクレジットカード決済で1回払いの場合、手数料は通常かかりません。
でも海外での決済で1回から海外手数料が発生します。
手数料はカードによって違います。
カードブランド | 手数料 |
Mastercard | 1.63% |
American Express | 2.00% |
Visa | 1.63% |
JCB | 1.60% |
実際にはいくら払うのかイメージがわからないから計算してみました。
海外手数料ってむずかしい・・
<クレジットカード1回払い>
例えばアメリカで100ドルのものを購入し、為替レート(円)が125だとします。
カードブランド | 利用額 | 為替レート | 合計 | 手数料 | 支払い総計 |
Visa | $100 | \125 | 12500円 | 1.63% | 12703.75円 |
American Express | $100 | \125 | 12500円 | 2.00% | 12750円 |
この為替レートは購入時の為替レートではなく、決算時のレートになります。
例えば
日付け | 利用金額 | 為替レート | 合計 | 手数料 | 支払い総計 |
購入日(19日) | $100 | 125 | 12500円 | 1.63% | 12704円 |
決算日(20日) | $100 | 130 | 13000円 | 1.63% | 13212円 |
1日でそんなにレートが急変することはなかなかないかと思っていましたが、
このご時世わかりません。
差額は508円です。
1万円ちょっとの差額が500円だとしたら高額の買い物は注意ですね。
10万なら5000円!
100万なら50000円の差額!!??
<デビットカードの場合>
デビットカードの場合はもっと手数料があがります。
Visaの場合 海外手数料は3.080%
利用額 | 為替レート | 合計 | 手数料 | 支払い総計 | |
クレジットカード | $100 | 125 | 12500円 | 1.63% | 12704円 |
デビットカード | $100 | 125 | 12500円 | 3.08% | 12885円 |
即時決済のデビットカードは使い過ぎの心配はありませんんが、手数料は高めなんです。
カードやブランドで差額はありますが、
海外での利用手数料が購入時点のものではないリスク、1回づつの手数料がかかるということが注意点です。
$100を10回使った場合($1000分)
クレジットカード
手数料204円×10回分の手数料が2040円
デビットカード
手数料385円×10回分の手数料が3850円
クレジットカード、デビットカードは手続きなしで海外ですぐに使えるから便利だけど
海外手数料はちょっと高い・・
海外で航空券など大きな買いものをするとき、詐欺防止のためクレジットカード決済ができない場合があります。
その際はクレジットカード会社に問い合わせて解除してもらうか、別のカードでの決済が必要です。
3.現地の銀行口座を作り日本から送金する
カナダの場合、学生ビザやワーホリVISAがあると現地で銀行口座が作れます。
海外で現地の銀行口座は必要か?
現地でアルバイトや仕事をしない場合、なくても大丈夫ですが、
現地で仕事をする場合、お給料の振込先が必要なので必須です。
現地の銀行口座を作る場合、日本からその銀行口座に送金し現地通貨で使います。
日本から海外の銀行に送金する方法はこちら
カナダで現地の銀行口座をひらくには当然銀行窓口へ行って英語で対応しないといけません。
銀行によっては日本人の担当者がいる場合もありますが、予約が必要なようです。
メリットデメリットをまとめましたので自分に必要かどうか検討してみて下さい!
・為替レートに左右されない
・e-Transferで簡単に送金が可能
・デビットカードが使える(通常手数料無料)
・現地のクレジットカードを作れる(未成年不可)
●レートに左右されず、手数料無料で決算が簡単
現地の銀行口座をもっていると、デビットカードが使えるようになるので決算が簡単です。
もちろんすでに現地通貨になっているので為替レートに左右されません。
ATM引き出しやデビット決済の手数料も基本無料です。
●e-Transferが使える
e-Transfeとは
事前に登録したメールアドレス同士で相互送金ができます。これは日本ではあまりない機能ですがとても便利みたいです。PAYPAYの「送る」機能と同じ感じです。
e-Transfeは友達と食事した割り勘の後日送金や家賃の支払いなど結構頻繁に使われます。
日本ではあまりない機能ですがとても便利みたいです。PAYPAYの「送る」機能と同じ感じです。
逆にe-Transferがないとみんなで割り勘するときには不便かもしれません。
●現地名義のクレジットカードが作れる
永住する予定の人ならクレジットカードは必須です。
クレジットカードの使用履歴は信用につながり、将来家や車など大きな買い物をするときの手数料に影響します。コツコツとクリーンな利用履歴を作って信用を蓄積します。
同じクレジットカードでも海外発行(日本発行)のクレジットカードが使えない場面が中にはあるようです。そんな時もカナダのクレジットカードがあると心強いですね。
<画像>
・口座維持手数料が必要
・2年目から無料で利用する場合はまとまった資金の入金が必要
●口座維持手数料が必要
ほとんどの銀行は口座維持手数料が必要です。
初めの1年は無料、学生は割引などいろいろなキャンペーンはありますが、
キャンペーンが終わると結構な維持手数料がかかります。
CIBCというカナダの大手銀行の場合、学生は1年間無料ですが、
2年目から$16/月かかります。
維持手数料を無料にするには一定以上の金額をいつも銀行に保有いている必要があります。
CIBCの場合$4000が必要です。
$16/月の場合、手数料だけで年間2万円くらいかかってしまう計算です。
またオンラインバンクなど手数料がかからない方法もあります。
英語に自信があり、かつSINナンバーをとれる方にはお勧めです。
SINナンバーとは
正式名で Social Insurance Number(社会保険番号)
カナダで働く場合、SINナンバーの取得は必須です。オンラインバンクの申請時にも必要でした。
4.ソニー銀行などのマルチカレンシー口座を使う
いろいろ使ってみて海外送金手数料が安く、一番便利だったのが
ソニー銀行のsonybankwalletのマルチカレンシー口座です。
マルチカレンシー口座とは
1つのアカウント内に複数通貨の口座を持てるサービスです。
外資の投資などに使う方もいます。
ソニー銀行は普通の日本のオンラインバンクなのですが、世界中の通貨を口座内で両替することができます。アプリ1つでできるのでホントに便利です。
ソニー銀行の口座円→外資取引(登録が必要)→為替レートのいいときに現地通貨に換金→現地通貨のまま保持できてそのまま現地のデビットカードとして使える
すごくないですか?
現地通貨の場合、手数料は不要です。
この方法だったら日本でお金をためて、安いときに留学資金をカナダ$に換金してためておくことができます。
ただこんなデメリットもありますが、差し引いてもメリットが大きい方法です。
・オンラインで口座をもうしこみ、カードが届くまでに数日かかる
・未成年の場合、海外口座の利用に制限がある
・親の口座から未成年者の口座に外資を送るとき手数料が割高
海外送金手数料を安く!留学中のお金の管理と持って行き方のまとめ
いかがでしたでしょうか。海外留学中のお金の使い方のおすすめは以下の3つです。
それぞれメリットデメリットはありますが、留学するための大切な資金を少しでもお得に使う方法を選んでいただければ嬉しいです!
ではまた次回の記事でお会いしましょう!
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