【海外留学】留学費用・学費が無料のドイツの大学を真剣に考えてみた

ドイツ留学学費無料 留学準備

・ドイツの大学は授業料が無料と聞いたけど学生も無料なの?
・ドイツ留学での生活費はどれくらい?
・ドイツの大学に英語で留学はできるの?ドイツ語は?
・ドイツの大学に入学するために何が必要?
・卒業後はドイツで働ける?

こんにちは。ウミムコです。

海外留学に興味はあるけど海外留学にかかる費用ってどれくらいなんだろう?安い留学ってあるのかな、など留学には費用の問題はつきものです。


実は海外には学費が無料という国があります。

その一つがドイツです。


では、ドイツでは本当に留学生でも学費が無料なのでしょうか?
ドイツの大学に入学するためには何が必要なのでしょうか?

エージェントのビジネス目線ではなく、留学生の親目線で実際にドイツ留学ってどうなのかを調べてみました。

今回は「授業料が無料のドイツの大学」について調べてみました。海外留学にかかる費用が心配な人はぜひ読んでみてください!

学費が無料のドイツの大学を真剣に考えてみた

①授業料無料と聞いたけど本当に無料?留学生も無料の理由

ドイツでは本当に授業料が無料で大学に通うことができます。留学生も同じく授業料無料で大学に通うことができます。

ただそれはドイツでは公立大学(一部州を除く)に限り、私立大学は有料です。
今回は公立大学についてまとめていきます。

ドイツでは大学の授業料は無料ですが、「共益費」の支払いは必要です。「共益費」は全ての学生が大学に学生登録するために必要です。

金額は大学によって違いはありますが、学期ごとに18,000円から42,000円ほどのようです。

留学生にも学費を無料にしたおかげで実際にドイツには留学生の数は増えています。少子高齢化が進むドイツでは、優秀な学生をドイツに誘致して労働人口の増加を見込む意図もあるようです。

税金を使っているので反対派もいるようですが現在のところ留学生の授業料は無料です。(2021年)

②生活費はや年間の費用はどれくらい?

他の欧米に比べてドイツの物価はそこまで高くないようです。

留学生が生活する場合

一番多い滞在先がWG(Wohngemeinschaft)といったシェアハウスです。
あくまで相場ですが、5~8万円
ホームステイは朝食付きで1カ月約10万円~
学生寮は5~6万円(条件によってはもっと安いようですが、人気が高く入れないことも多いそうです)

<宿泊費>

・WG(Wohngemeinschaft)5~8万円(シェアハウス)
・ホームステイ朝食付き10万円~
・学生寮 5~6万円(人気が高く入れないことも)・食費 3~4万円

どれを選ぶかによって金額には差が出るようです。

<生活費>

・食費 3~4万円
・交際費2万円
・通信費 3000円

平均的な予算だと10万円~のようですが、食費などはもう少し削れそうですね。
ちなみにドイツはチップの文化なないので欧米ほど外食しやすいかもしれません。
ドイツの学生は学生証があればほとんどの公共交通機関が無料なんだそうです。大学のある州などで有効なので小旅くらいは行けてしまいます。

(航空券、保険、ビザ、教科書代などはふくまれていません)

③ドイツの大学に入学するために何が必要?

ドイツの大学に入学するために必要なのはこの2つです。

⑴入学資格「HZB」(Hochschulzugangsberechtigung)

  ・大学入学共通テストのスコア62%以上
  ・短期大学卒業証明
  ・4年制大学(全日)で2年以上を修了かつ70単位以上
  ・4年制大学(全日)で3年以上を修了かつ105単位以上
  ・4年制以上の大学(全日)を卒業し学士号を取得
  ・IB Diploma(IBディプロマ:国際バカロレア資格)を取得

のうちのどれかが必要です。
また4年卒の学士号がある場合とIBディプロマがある場合はどこ学部を希望できますが、他の4つは関連した学科以外の学部を希望できません。

すでにハードルが高い気がします・・・。

⑵ドイツ語能力の証明
   ・TestDaF(TestDaF Institutが主催するドイツ語検定)TDN4以上
   ・DSH(ドイツの大学入学を希望する外国人のためのドイツ語試験)DSH2もしくはDSH3以上

のうちのどちらが必要です。他大学により募集要項が異なる部分もあるので大学のHPで確認が必要です。

どうでしょう・・・。ドイツ語を勉強したことがない人にはかなり高いハードルです・・・。
では他に方法はあるのでしょうか。

④ドイツにはどんな大学がある?英語で学ぶことはできる?

ドイツにはたくさんの公立大学があります。大きく分けると以下の種類です。

学術研究のための総合大学 (総合大学)
実地志向の勉学のための専門大学 (ファッハホーホシューレ:技術系の専門大学)
芸術を学ぶための芸術大学、映像大学、音楽大学 (Kunsthochschule)

ドイツの大学は、その高いクオリティを保つために中立の立場の認定機関によってチェックされるシステムがあります。
学費が無料だからといって教育の質が落ちるわけではありません。

そしてドイツの大学には英語で学べるコースも多数あります。
ただ、ドイツ語で学べるコースよりはかなり選択肢は少なくなるようです。

そして当然ながら、英語のコースの場合、英語の学力証明が必要です。IELTS6.5以上など学校によって多少違いはあります。スコアは高いですが、一般的な欧米の大学の英語力と同等です。

⑤アルバイトはできる?どれくらい稼げる?

EU以外の国から来た留学生にはアルバイトに関して、さまざまな制限はありますが、アルバイトはできます。労働局の許可がなくても120日まで働くことができます。(もしくは 半日勤務の場合は240日)

ただ、学生ビザにはいくつか種類があります。ビザの種類によってはこの条件より厳しい場合があります。アルバイトをするときは自身の労働資格を確認してください。

時給相場は街の物価に左右されますが、最低賃金は1200円くらいのようです。
ドイツでアルバイトをする場合、Mini-Job(ミニジョブ)という条件で職探しをする人が多いです。

Mini-Job(ミニジョブ) とは、月450ユーロ(約58,000円)以下の収入の場合は、所得税が引かれずに労働分の賃金を受れる枠のことを言います。逆にそれ以上になると所得税の納付が必要になるということですね。

まとめ

 ①授業料無料と聞いたけど本当に無料?留学生も無料の理由
 ②生活費はや年間の費用はどれくらい?
 ③ドイツの大学に入学するために何が必要?
 ④ドイツにはどんな大学がある?大学の質は?
 ⑤アルバイトはできる?どれくらい稼げる?

以上5つ疑問を解説してきました。
大学の教育の質もよく、授業料無料で学士の資格がとれるなんて、ほんとうに素晴らしいシステムです。

さらにアルバイトもできて、物価もそこまで高くない。ヨーロッパ圏も近いので観光なども楽しめそうです。ドイツはこの留学システムのおかげで、世界各地より留学生が来ます。国際的な環境で学べるのはとてもいいですね!

ただ、実際に留学するとなると、その国の母国語ができる方が絶対にいい!ことは間違いないです。
ドイツ語が話せないとアルバイト先を見つけるのが難しくなったり、大学卒業後就職先を見つけにくかったりといったことが実際にはあるようです。

多くのドイツ人は英語レベルが高いので英語オンリーで生活することも可能ではあります。ただ英語ベースの留学となると選べるコースが少ない、アルバイトや就職が当然ドイツ語利用者よりは難しい。

パーティなどで盛り上がっているドイツ語の輪に入れないかもしれません。

実際にマレーシアなどのアジア圏からドイツ留学を狙う場合、1年間ドイツ語を学んでから留学するというパターンが多いそうです。
予算に余裕があれば、ドイツでドイツ語を学んで要件に達してから大学に行く、という人もいます。せっかくのドイツ留学なのでドイツ語も学んでしまおう!とポジティブに思える人にはお勧めの留学先ですね。

ではまた次の記事でお会いしましょう!

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