バリ島スピリチュアルに興味はありますか?
バリ島スピリチュアルという言葉で何となくのイメージはできるけどなんとなくわからないという人は多いかもしません。
バリ島にはスピリチャルな出来事がたくさんあるといわれていますが、その中でもかかせないのがバリアンという存在です。
そもそもバリアンてなに?
バリ島のバリアンってどういう人?
バリ島のバリアンの占いは本当に当たるの?
こんばんは。ウミムコです。今日は私が実際に見てきたバリ島スピリチュアルのお話をしようと思います。
そもそもバリアンてなに?
バリ島にはバリアンと呼ばれる「祈祷師」がいます。
日本語に直すと「祈祷師」「お坊さん」などに当たるのかもしれませんが、実際の役割はいろいろです。
具合が悪いときに体調を治してくれる医者のようバリアン
占いや行事ごとを決めるバリアン
バリヒンドゥーの宗教行事に行うバリアン
マッサージと気で体の巡りをよくするバリアン
先祖の言葉や要望を伝えるバリアン
ブラックマジックやホワイトマジックをかけるバリアン
バリアンとはバリ島で昔から存在し、バリ島の人々にはあって当たり前の存在です。
最近ではバリ島バリアンツアーとかパワースポットツアーとか
スピリチャルなツアーも増えましたね。
すごく有名なバリアンだとなかなか予約が取れなかったり、会うまでにすごく時間がかかったりすることもあります。
占いが当たるか当たらないかは占い師次第ですね。
バリアンにはどうやってなるの?
今日はバリアンにはどうやってなるかお話しようと思います。
バリアンになるには基本的に2種類
・先天的な才能をもっている
・世襲などによる環境で修行してなる
今日は私が見た「先天的」な方の体験談をお話します。
「先天的」といっても、子供のころからバリアンにになるように育つわけではなく、
「要素がある人」がある人がその才能(?)を開花させ、バリアンになっていくというパターンです。
バリアンになる要素とはなにかの「きっかけ」がある人。
バリアンになった普通の人
これは私の友人のお話です。
その人は大人になるまで普通に暮らしていました。
子供のころのことは知らないのでそういう要素があると噂があったのかもしれませんが
私が出会ったころは町の革屋さんで働く本当に普通の人でした。
ある日その人のお母さんの具合が悪くなり、その人は田舎に帰りました。
しばらく町に戻ってくることはなく、お母さんの具合はあまりよくないようでした。
医者の費用や薬代に困っているという噂もききました。きっと大変だったのだと思います。
しばらくして残念なことにお母さんは亡くなってしまいました。
それからその人はめっきり明るさを失い、ふさぎ込むようになりました。
家族も友達もシャットアウトして、モノを壊したり暴れることもありました。
町でのその人を知っていただけに、その人がそんな風になるとは本当に想像もつきませんでした。
我を忘れたような様子がつづき、その頃からその人はそのうちバリアンになるという噂が広がりました。
私は最初意味がわからなかったのですが、
その「我を忘れた」ような感覚こそ、神のお告げなのだそうです。
その人数年後落ち着きを取り戻し、本当にバリアンになりました。
お祭りごとには白い衣装を着て、大きなお祭りごとでは他のバリアンと一緒に祈祷したり、村の小さなお祭りごとに呼ばれて一人で祈祷することもあります。
その人はバリアンになる前も普通に宗教行事には参加していましたが、バリアンになると全然違う人のようになっていました。
行事の間、祈りの言葉をずっとつぶやき続けています。
仏教のように何か経典を読み上げているわけではなく、ゾーンにはいったように祈り続ける姿はどこか別次元にいるように見えました。
その人に聞くと、その祈りの方法はとくに勉強はしないと言っていました。
神様が降りてくるのだそうです。
神が降りてこられる要素を先天的にもっているかどうか、それがバリアンになる条件なんだそうです。
そして何かのきっかけでその人にフラグが立つような感覚なのでしょうか。
村に住むバリアンたちは通常普通の人となんら変わりなく暮らしています。
バリアンには若い人からおじいさんまで色々います。
基本男性が多いですが、女性の祈祷師もいます。
ただ永遠にバリアンとしての力を持ち続けるわけではないようで、
高齢になり力がなくなるとほんとうに普通の人として暮らす人もいます。
神が降りてこなくなったのでしょうか。
神が降りてきても受け入れるパワーがなくなったのでしょうか。
どういうところが境目なのかはわかりません。
その人が「我を忘れる」きっかけはお母さんの死でしたが、
悲しいことばかりがきっかけになるわけではありません。
結婚式にお告げがあった人
これも私が実際に見た別の人の話です。
その人は自分の結婚式の夜に「我を忘れる」きっかけが起こりました。
日中の儀式の一連が終わったその夜、家族があつまってくつろいでいました。
あっちこっちに人がまばらにすわり、その人の隣には奥さんがいました。
普通に会話していたはずのその人が急に黙ったかと思ったら、
その人は一点をみたまま固まっていました。無表情でしたが、なぜかぞっとしました。
それに気が付いたお兄さんがなにかを叫び、あっという間に村中の人が駆けつけてきて大騒ぎになりました。しばらくして我に返ったその人はどこか体に力が入らない感じでした。
何を見たのか、何があったのか本人にもわからないと言っていました。
その人もバリアンになると村の人達は口々に言っていました。
バリ島スピリチュアルのバリアン
バリ島では先祖の声や亡くなった方の存在がとても重要視されています。
先祖はバリアンを通して何かを求めたり改善するように警告したりすることもあります。
それをキャッチできる人や「きっかけ」がある人がバリアンの候補となっていくようでした。
地域によって違いはあるのかもしれませんが、バリ島のカランハッセムでみたバリアンになる過程を書いてみました。
やっぱりとてもスピリチャルですね。
ではまた次の記事でお会いしましょう。
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