インドネシア人との国際結婚のメリットとデメリット。国際結婚の秘訣

国際結婚 インドネシア
インドネシア人との国際結婚のメリットとデメリット。国際結婚の秘訣

国際結婚をってどんな感じなんだろう?

国際結婚にはいろいろなデメリットもあれば、日本人同士での結婚とは一味違メリットもあります。今回はインドネシアバリ島の夫と国際結婚をして20年が経った私の目線から様々なメリットデメリット、また長続きの秘訣をまとめてみました。

言葉の壁はやっぱりある?
国際結婚の離婚率が高いってホント?
宗教行事については?
ご近所との付き合い方ってどうしてる?
出産や子育てについて。

など未知数の不安や疑問がわいてくると思います。
確かに日本人同士との結婚よりはハードルが高いかもしれません。

今回はインドネシアバリ島編となりますが、国際結婚のメリットデメリットや秘訣とはどんなものでしょうか。

国際結婚がうまくいく秘訣ってあるの?

言葉の壁はある?

実際言葉の壁は、あるなしでいえば、あります。語学力の問題も大きいですが、日常会話はできても病気やなにかイレギュラーな問題が起きたときに言葉が伝わりにくい場合があります。

またバリ島に限って言えば、インドネシア語とバリ語が結構ちがうので、インドネシア語圏で問題ない場合もバリ語で話される環境になった場合ほぼ、言葉がわからない!といったともあります。

もちろんその逆も。
日本で生活している夫は最初かなり日本語に苦労しました。話せない、読めない、書けない状態なのに、日本の案内や説明書が日本語だけ!という場合がたくさんあります。今はスマホもあるので昔よりは困らないかもしれません。

ただ年月が過ぎた今、夫は日本のお笑い番組で笑い、寝言は日本語になっています。私も簡単な会話にはバリ語でも返せるようになり、言葉の壁は時間とともになくなっていくのだと思います。

国際結婚の離婚率

国際結婚の離婚率って約50%もあるそうです。 2組に1組は離婚している計算ですね。日本人同士の離婚率35%にくらべてやっぱり高いんですね。

周りにいた5組いたバリ人+日本人カップルのうち3組が離婚してしまいました。

離婚の理由は浮気や考え方の不一致、お金の問題など様々です。そのあたりの理由は日本人と変わらないのですが、基本的な考え方はやはり国柄によって違いがあります。え?そこでそう考える?とういギャップこそ国際結婚の離婚率が高くなる原因なのかもしれません。

そもそも持っている価値観がちがうので、どちらが悪いという話ではない。一つ一つ整理していくしかありませんがストレスを感じることもあります。

宗教行事について

インドネシア全土では大半がイスラム教ですが、そのほかにもヒンドゥ教やキリスト教など様々な宗教が存在します。

バリ島で最も多いヒンドゥ教です。バリ島のヒンドゥ教徒にとってヒンドゥ教は生活の中でも最も重要な部分です。日本人が盆にご先祖様に手を合わせる感覚ではなく、一番尊重されるべきもの、という位置です。あまり日本人には一般的な感覚ではないかもしれません。

結婚した外国人の立ち位置からでもヒンドゥ教は一番尊重されるべきもの、になります。ただ、家庭での貢献度はその家庭やその人によってさまざまです。

ヒンドゥ教の行事は本当に多く、頻繁にお祭り事があります。お祭りごとがない日でも毎日朝晩のお供え物は欠かさず、次にくるお祭りごとの捧げものを作る準備などをしています。

捧げものの準備はだいたい家で女性たちが集まって作ります。ある意味バリ島の女性のコミュニティです。
外国人のお嫁さんであっても、家庭に入ったからには手伝って当然というお家もあれば、特に手伝いを求めないスタンスの家庭もあります。逆に自らバリヒンドゥを学び宗教行事の準備を積極的にこなす方もいます。

今は仕事を持つ女性が多いので、できたものを買って用意する場合も見かけるようになりました。
尊重すべきところは尊重し、できないことはできないと判断することは必要だと思います。

ご近所との付き合い方

インドネシアでは家族と近所付き合いは絶対必要です。
特に田舎ではより濃厚で、村単位でなんらかの親族関係であることもあります。バリ島には「バンジャール」という自治会のような組織があり、宗教行事や問題解決など重要な役割を果たします。

「バンジャール」とは別に、女性たちはあちこちで集まっては噂話をしています。いわゆる井戸端会議ですが、バリ島ではとても重要なコミュニケーションの場だと思われます。

私のような外国人には興味深々でいろいろ突っ込んだ質問をされることも多々ありますが、あそこの娘が駆け落ちしたとか、あそこの息子が奥さんを2人もらったとか、ブラックマジックにかけられたとか、考えられないローカルの情報を得られることもあります。

普段からコミュニケーションをとるようにしておくと、何かと助けてもらったり、お祭りにさそわれたり、コミュニティの一員として扱ってくれるようになります。

国際結婚してバリ島に住むなら特に、ご近所付き合いはしたほうがいい、というのが私の意見です。

出産や子育て

バリ島での出産は日本と同じく産婦人科で出産します。友人はバリ島で2人帝王切開で出産しましたが、
そこで出産した外国人の多くが帝王切開だったそうです。手術の方が高額になるからという噂をきいたことがあります。信憑性はさだかではないので、ご利用の際にはリサーチが必要ですね。

ちなみに、バリ島や海外で出産した場合も日本の出産一時金を受け取れるそうです。友人は子供2人をバリ島で出産し、かなりたって一時帰国した際に一時金を受け取っていました。

必要な手続きは機会があれば調べてみたいと思います。お急ぎの方は各自自体に確認してみてください。

子育てについてはバリ島はしやすい環境だと思います。大家族で育つ人が多いので、赤ちゃんや子供に慣れている人が多い、そしてとても子供にやさしい人が多いです。

保育園や幼稚園もあり、最近ではプールや遊び場などもたくさんあり、食事や買い物に困ることもありません。子育て環境は整っていると思います。

バリ島の学校は公立、私立があります。田舎にいる現地の子どもはほぼ公立に行くようです。デンパサールなどの都市や外国人の子供たちは私立に行く選択肢を取る人も多いようです。

私立といっても学校の特色や金額は本当に色々です。

私立の学校の学費は15000円くらいから10万円以上とかなり差があります。学校の特色によってそれぞれです。インターナショナルスクールなどは外交官の子供や高収入の家庭の子供が多く集まり学費もかなり高めです。

バリ島で子育てをするメリットとしては、子供自信がインドネシアやバリ島についてローカルレベルで学べることと、インドネシア語ネイティブになれることです。学校以外で日本語を話す場合、インドネシア語×日本語バイリンガルになれます。英語環境の学校に行った場合たくさんの国の友人ができるし、トライリンガルになる人もいます。

国際結婚のメリットデメリット

インドネシア人との国際結婚のデメリット

婚姻手続きが面倒 

インドネシア、日本の両国での婚姻手続きとそのための必要な書類が多く、時間がかかります。考えられないほど待たせられたり、やっと届いた書類が不備なんてこともあります。

宗教を合わせなくてはいけない

インドネシアで結婚する場合は、基本は夫の宗教に入ります。望む人には特にデメリットはないかもしれませんが、日本の家族的には微妙な人いるようです。
外国人が改宗してヒンドゥ教に入ると、生まれてからそれまでに行ってこなかったお祭りごとを一気に行うので、時間とコストが結構かかります。宗教行事は最優先事項かつ、新参者には内容はわからないのでほぼ、いわれるがままに進んでいきます。

離婚する場合の手続きが大変

離婚する場合、財産分与や子供の親権の問題が発生します。
バリ島に土地買っている場合、基本的には夫婦平等に分けるようになっていますが、土地を売りたくないとか、お金を払えないなど一筋縄でいかないこともあり、弁護士に入ってもらう必要もあるようです。こちらも長期戦になります。

インドネシア人との 国際結婚のメリット

日本に住む場合、インドネシア人が配偶者ビザで働くことができる。

配偶者ビザを取得すればすぐに自由に働くことができます。職種も限定されません。
数年で永住権を申請できるのでビザに関するメリットは大きいです。逆に日本人が配偶者としてインドネシアに住む場合は労力も金額もあまりメリットとは言えないようです。

夏休みなどの里帰りが海外

これは一番のメリットかもしれません。バリ島に里帰りした場合、滞在費をものすごく節約できます。
たとえばインドネシアに行く前に経由便でマレーシアやタイなどで途中下車して数日過ごしてからバリ入るという裏技もあります。

インドネシア人とその家族が利用できる航空券がある

私が把握しているのは、「ガルーダインドネシア航空のみ」になりますが、インドネシア人とその同乗者(家族など)の航空兼を割安で買える会社があります。インドネシア語と日本語が対応可能です。

時期によりそんなに割安ではないときもあるかもしれないですが、割と安定して確保できるメリットもあります。

宗教行事をローカル目線で体験できる

リアルディープアジアの体験です。結婚式お葬式をはじめ、さまざな宗教行事の一部始終を関係者の視点から体験することができます。
衝撃的なこともありますが、ローカルのガムランの生演奏や、バリダンスなど観光用とは違う貴重な体験をすることができます。

子供の育つ環境がちょっとだけグローバル

子供の育つ環境が海外を身近に感じる環境であることは間違いないです。小さいころからそういう環境で育つので、海外に行くというハードルは確実に普通の家庭よりは低いです。日本人の家庭とはそういう感覚の違いはあるのではないかと思います。

まとめ

以上、インドネシア人との国際結婚のメリットとデメリット、国際結婚の秘訣をまとめてみました。
人によって考え方や感じ方は違うので、あくまで私の体験をもとにまとめた記事になります。

バリ島の風習を尊重する気持ちは大切ですが、順応しようと頑張ってしまう人ほど疲れてしまっているように感じます。日本でも同じなのかもしれませんが、そんなにすぐにその土地の人間にはなれません。ゆっくし時間をかけてでしか得られないものがあるんだと思います。

もしこの先、インドネシア人との国際結婚を考えている方がいたら、こんな考もあるんだなと思っていただけたらいいなと思います。長文お読みいただきありがとうございました。

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